寺久保陶芸塾
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やきもの日記


■  2008/7/3(Thu)   ひさしぶりにお茶を。
とてもひさしぶりの日記になりました。そして、もうひとつとてもひさしぶりに抹茶をいただきました。もちろん教室のテーブルの上だけを茶室にして。にわか作りですが楽しめました。昔から言われています。お茶と陶芸は切っても切れない縁があります。でも、お茶を習う方今少ないと思います。私も余裕があるなら習ってみたい。知った上で作る茶碗はやはり違うと思います。今回、お茶を入れていただいた方にいろいろ聞きました。扱いやすい茶碗のカタチ。お茶のたて方。茶筅のこと。いろいろ。知らないことたくさんあります。さらに、普段やらないことばかりで新鮮。はじまりから終わるまでの流れがあります。陶芸もそうですが、流れをつくることで、効率も良くなってさらに見ていて気持ちいい。どんな行為にもきっとあると思います。改めてひさしぶりのお茶に、そんな心地よさを感じました。
そう言えば、思い出したことがあります。陶芸教室に通いはじめた頃、いちばん最初に作ったのが抹茶茶碗でした。そのころはお茶には全く興味はなかったので、「ふ〜ん」って感じでしたが、今少しだけある知識で作る茶碗は、すぐ試しに使ってみたくなると思います。やっぱり作りたいものを作りたいときに作るのがいちばんじゃないかと改めて思いました。

■和食器のお店「汐花 sekka」 http://www.sekka-jp.com/
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■栃木市蔵の街「くらしっく」 http://www.mauve.co.jp/kurachic/
■販売専門ページ「和陶器.jp」 http://www.watouki.jp/

■  2008/6/11(Wed)   破いて作る。
この方法で作るのは、久しぶりになりました。直径が15センチくらいに仕上がる鉢。出来上りが15センチだと、作りたては17センチちょっと。この土は13%縮むので。平らに開いている状態でやく9センチ。ここまで立ちあげるのは、型をちょっとだけ使います。乾き具合を見計らいながら並べてチェック。厚みは5ミリくらいなので、軽く仕上がります。この鉢の特徴は、口辺のカタチ。二重に重ねてあるように破いて作る。これをやるだけで、かなり変化がつくのでおもしろい。これは化粧土を掛けて粉引にします。化粧土の具合でベースの土が見えたりするので、口辺の表情がポイントの鉢になります。以前作ったのは厚みが6〜7ミリあったので、少々重みを感じていたので、今回は5ミリ。
薄い代わりにヘタリに注意が必要です。焼いているときに自らの重量で変形する可能性もあります。限界点を超えると起る現象です。変形に対する耐久性の度合いは、土そのものが持っているもので、カタチによっては相当変形もするように思います。このカタチは上から見ると丸く仕上げてあるので、負荷のかかり方は均一です。先日最後に焼成した器でだ円の鉢を焼きましたが、みんな同じ方向に変形していきます。だ円の丸が尖っている部分は持ち上がり、曲線が穏やかなところは下に下がります。ちょうど船の先端が持ち上がっているような感じです。土の種類によってはかすかに変形する感じのものもあって微妙です。
今回の鉢は久しぶりなので、変形せずに焼き上がることを期待します。


■季刊誌「華音-Kanon Spring Vol.10」発行/美研インターナショナル 880円
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■  2008/6/3(Tue)   なんだか高くなった。
しばらくぶりの日記になりました。先月の上旬に灯油窯の方の素焼きをやって、ようやく今度は本焼きになります。生徒のみなさんに釉薬をかけてもらって、窯に詰めて、灯油が足りないので買いに行ったら値段が上がってた。リッタ−あたり5円も。う〜ん。この辺も考えないとやりくりするのが大変になってきます。スタートのときに、いちばん安かった燃料なのと扱いやすいことを考えて灯油にしたけれど、もう3倍くらいの値段になってる。以前、テレビでプラスチックゴミを石油に戻す機械を見たことがあるけれど、そんなものが欲しくなってくる。できるだけ省エネ焼成を心掛けているけれど、限度もあります。原油の相場でマネーゲームをやらないで欲しいなぁ。あまりこういうことから影響を受けるとは思っていなかったけれど、そういうものなのか。
梅雨に入って早速雨も降っているので、今日一日釉薬を掛けています。窓の外は風も吹いて少しだけ台風の影響を受けているようです。いつもの窓の外では野ウサギがエサを探してウロウロ。何年も前に見たきりでしたが、まだ、いるんですね。野生のウサギはカワイイというより、精悍な感じです。目も警戒心あります。この場所はいろいろな動物がエサを探しに来るところになっていて、楽しめます。最初はなんだかよく見かけるなぁ、なんて感じでしたが、エサの宝庫になっていて、みんなが入れ代わりで集まってくるような場所だったみたいです。今後も写真撮るのが楽しみです。

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■  2008/5/16(Fri)   窯出しが終わって。
窯出しがようやく終わりました。今年でもう8年目に入った窯焚き。年に1〜2回ペースで焚いているけれど、だんだんいい感じになってきてます。ただ、窯自体の耐久性を考えると、もうそろそろ大きく補修をするか作り替える時期にきてるような気がします。もともと石灰を焼く窯で使った耐火レンガで作っているので、少々問題がありました。通常石灰は1320℃を超えると溶けはじめます。この窯の中央付近に温度計を差し込んでいて、今回の窯焚きでも1300℃を超えていたので、焚き口に近い方はもっと温度が上がっているはずです。耐火レンガに付着した石灰が溶けるとレンガのカタチが変形するを、以前補修をしたときに確認してます。もうそろそろかなぁ。作り替えるの。しばらく窯作りはやっていないけれど、今度作るときはこんな風にしよう、あ〜しよう、こ〜しようっていつも考えてました。ま、もうちょっといろいろ考えてみます。
さて、今回の焼き上がりは、手前の方に詰めたものはかなり狙ったものに近い感じになりました。欲を言えばキリがないけれど、トータルで考えればまずまずの点数をつけていいんじゃないかと思います。ただ、タナを組んで詰めたものはかなりツヤが出てるものが多くて、ちょっと残念。さらに手前に詰めた大きめの壼は亀裂が。これは焚いてるときに見えてました。改めて土の方から考えないといけません。写真右は直径20センチくらいの球体の花入れ。口をかなり下に向けて置いたので、灰が溶けてまわりこんできました。少々カタチは歪みましたがいい感じです。GWに焚いたのはひさしぶりでしたが、楽しい窯焚きでした。

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■  2008/5/8(Thu)   窯焚き完了。
窯焚きが終わりました。無事に、トラブルもなく。今回は4日間。予想よりもお天気は雲りや雨もあって、比較的焚きやすかったと思います。以前GWに焚いたときはサウナみたいになったけれど、ラクでした。最終日、伊賀の土で作った作品を引き出して、昼過ぎには焚き口を閉じました。写真左は今回引き出したモノ。右側の作品は生徒さんの花入れ。左の二つは私の花入れで、特に中央の掛け花入れはかなりイメージしたものに近づきました。ちょっとわかりづらいかも知れませんが、置いてある状態は逆さです。上下を逆にして、金具をつけて壁のフックに掛けるタイプのモノです。手前に置いて焼いたので、炎があたり続けてのった灰も溶けて、引き出した後に強還元をかけているので、グリーンのきれいなビードロが出ています。欲を言えばもう少し灰の溶ける量が多いと良かった。キリがありません。さらに写真右は、今日夕方温度の確認をしたときに焚き口下のレンガを1コはずしたら、ぐい呑みがすぐそこに転がっていたのを出してみました。炭化気味になっていて、おもしろい表情になっています。このぐい呑みの土はとても耐火度が高くて、焚き口手前の高温になるところに置かないとおもしろい表情になりません。タナを組んでいるところに置くと、耐火度が高すぎて灰がのらない感じです。もう薪がぶつかるくらいのところで、ようやく焼けて表情が出てきます。今回もいろいろオキの中に転がして焚き口を閉じたので、炭化された器がおもしろくなっているかどうか早く確認してみたい。焚いた分冷まして、今日の夕方100℃以下になりました。徐々に空気を入れて、さらに冷ましていきます。今週末から来週はじめにかけて窯出しです。


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